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    トップページ >> 研究紹介 >> 受動回路における相互変調ひずみとは


 受動回路における相互変調歪(Passive Intermodulation)とは?

 一般には線形回路として取り扱われる材料や装置も,必ず何らかの非線形特性を有しています.そのため,理論上線形回路では発生しない相互変調ひずみが,実際の回路ではよく観測されます.このように線形回路として設計された回路で生ずる相互変調ひずみのことを"Passive Intermodulation (PIM)"と呼び,一般的な相互変調ひずみなどと区別して呼ばれています.レベルが低いとは言っても,電力増幅器などで発生するレベルと比較した場合であり,スペクトラムアナライザーなど最近の高性能受信装置のノイズフロアに比べれば十分観測可能なレベルと言えます.
 船舶無線や携帯電話,宇宙通信など無線通信分野で問題とされる場合には,主にマイクロ波帯において大電力の送信波で発生した受動相互変調歪が微弱な受信波を妨害することが問題として主に取り上げられます.これに対して機構部品などでは,電気接点の持つ電気的非線形性を確認するための検出手段として取り扱われており,主に数10KHz程度の低周波交流を用いた評価が一般的です.異種金属で発生する電気的非線形性を,直流バイアスで除去することにより線形化する研究なども報告されており,この場合にも受動相互変調歪を用いた実験により,その有効性が確認されています.

>受動相互変調歪測定の意義

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最終更新日 2022.02.28
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